群馬県がどういうところかをご紹介します。
日本列島のほぼ中央にあって、県西・県北地域には山々が連なり、南東部には関東平野が開ける内陸県です。県土の約3分の2が丘陵山岳地帯で、面積は6,363.16平方キロメートル。その大きさは全国で21番目、関東地方では栃木県に次ぎ2番目です。
地形は、「上毛かるた」に「つる舞う形の群馬県」とうたわれるように、羽を広げた鶴の形によく似ています。
2,000メートル級の山岳、尾瀬などの湿原、多くの湖沼、吾妻峡をはじめとする渓谷や利根の清流など、変化に富む美しい大自然に恵まれています。
日本列島のほぼ中央に位置する群馬県。
本県を中心に円を描くと、日本本土最北端「宗谷岬」(北海道)と、日本本土最南端「佐多岬」(鹿児島県)がすっぽりと入ります。
本県中心部の渋川市には、坂上田村麻呂が東征の帰途に「日本の臍石(へそいし)」と定めたと伝えられる「臍石」があります。
気象庁の統計によると、1923年1月から2013年3月末日までの90年3か月の間に群馬で震度4以上の揺れを観測したのは50回。関東近県の12都県の中で最も少なく、群馬で大きな地震の発生の少ないことはデータでも裏付けられています。
また、地震発生の危険度に従って4段階に分かれる地震保険の基本料率も、全国で最も安い「1等地」に分類されています。
東日本大震災を契機として、特に首都直下地震に備えた、首都機能の分散化やバックアップ機能の構築など、災害時のリスク対策が非常に大きな課題となっています。
群馬県は、地震や台風など自然災害が比較的少なく、工場や物流拠点をはじめとする様々な産業施設の立地に有利な条件を備えています。
東京圏などにおける大震災発生時の本社機能やデータセンターなどのバックアップ拠点としても群馬県は最適です。
1位 | こんにゃくいも | 54,200トン |
---|---|---|
2位 | キャベツ | 249,400トン |
2位 | きゅうり | 46,400トン |
2位 | うめ | 5,400トン |
3位 | ほうれんそう | 20,000トン |
3位 | なす | 21,000トン |
---|---|---|
3位 | レタス | 50,200トン |
4位 | 生乳 | 245,397トン |
4位 | はくさい | 29,500トン |
5位 | ねぎ | 20,900トン |
稲庭うどん(秋田県)、讃岐うどん(香川県)と並んで「日本三大うどん」とされている「水沢うどん」。400年あまり前に、水澤寺(水澤観音)の参詣客向けに手打ちうどんが振る舞われたのが起源で、今でも、小麦粉、塩、水沢の水だけを使い、こね、踏み、寝かしの後、麺に切って干す、といった伝統の手法で作られ、これにより強いコシと透明感のある麺が生まれます。
尾瀬は昭和9年に日光国立公園に指定され、平成19年には尾瀬国立公園として独立しました。また、特別天然記念物、ラムサール条約登録湿地でもあります。
かつてはダム開発や道路建設の計画もありましたが、尾瀬の自然を守ろうとする人たちにより計画は撤回されました。
また、昭和47年には全国で初めて「ごみ持ち帰り運動」が行われました。これらの尾瀬を守る活動がその後の自然保護運動の先駆けとなったことから、尾瀬は「自然保護運動の原点」といわれています。
日本百名山に選ばれている谷川岳は、一の倉沢の衝立岩をはじめとした急峻な岩場があるため、剱岳(富山)、穂高岳(長野・岐阜)と並んで「日本三大岩場」とされています。
その他にも有数の自然名所があります。詳しくはこちらをご覧ください。
草津温泉は、湧出量が毎分32トンを誇る自噴湧出量日本一の温泉。「日本三名泉」、「日本三大薬湯」にも数えられる名湯で、現在も「にっぽんの温泉100選」(観光経済新聞社主催)で10年連続(平成24年現在)で1位と高い評価を得ています。
平成22年には、伝えたいこのかおり、残したいこの風景として、湯畑の湯けむりが「かおり風景100選」に選ばれました。
日本全国の温泉地の数は3,185カ所。そのうち群馬県には105カ所あり、全国9位、関東では1位です。温泉施設の数でも、全国21,954カ所のうち群馬県には897施設(宿泊施設612・公衆浴場285)あり、全国6位、関東1位です。
※環境省自然環境局調べ(平成22年度)
その他にも有数の温泉名所があります。詳しくはこちらをご覧ください。