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公立藤岡総合病院

指導医ピックアップ

公立藤岡総合病院 腎臓・リウマチ内科

塚田 義人 先生

当院は藤岡市周辺のみでなく、高崎南東部、富岡東部、さらには埼玉県北部地域を含む広範な医療圏(人口約20万人)における総合的な基幹病院として、救急医療、通常の諸疾患、小児・産婦人科、包括的ながん治療において大きな役割を担っています。当院の研修医がおしなべて洩らす感想は、各診療科の連携が円滑に行われ、機動力のある診療が行われること、診療支援部門が協力的で、忙しい仕事を楽しみながらストレスなく自然に初期研修の成果を積んでいくことができるということです。当院は研修医を管理型5名、大学との協力型2名の受け入れ規模(2学年で最大14名)としています。この人数は研修医同士の情報交換が行いやすく、仲間意識が生まれやすく、それぞれの研修医が指導医からすぐに名前を覚えられ、各科でスタッフの一員として、実務の一端を担いながら指導を受けることができる規模です。

研修医は、指導医とともに救急当直をこなします(ひと月に3-4回)。臨床医学は教科書やマニュアルをいくら読んでも無意味であり、一例ごとの手触りを覚え、自分なりの教訓を重ね、経験の全体像を構築していくほかはありません。当院の救急病院としての慌ただしさは、急性期医療の醍醐味を味わおうとする皆さんの期待を裏切ることはないと思います。毎日、現場で動き回る一方、指導医によるミニレクチャー、県内でも有数の回数を誇る病理示説会、症例検討会、院内学術集談会、画像カンファレンス、英文抄読会等、知識を再確認し、新たな知見を獲得する機会も豊富に用意しています。また院内ICLSなどの実践訓練の機会も整備しています。急性期医療だけでなく、高齢者医療や終末期医療も幅広く含む現代の日本医療の全体像がそのまま反映されている象徴的な病院として、当院は臨床医としてのスタートを切る若い先生には、まさに格好の場所であると信じます。意欲あふれる多くの研修医の参加を期待しています。
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